XcodeをUpdateしたらTitaniumStudioでiPhoneアプリのデバッグができなくなった件
暫定解決したので対策方法&調査メモ。
現象
先日書いたように、Xcodeをアップデート(4.4.1 -> 4.5)した直後から、TitanimStudioでIPhoneシミュレータを使った動作確認・デバッグができなくなった。
(シミュレータが起動直後に勝手に終了してしまい、アプリの動作確認ができない状態)
TitaniumStudioのコンソールには下記のようなログが出ている。
ログの内容
[INFO] One moment, building ...
[INFO] Titanium SDK version: 2.1.3 (09/27/12 18:16 a59dbdb)
[INFO] iPhone Device family: universal
[INFO] iPhone SDK version: 6.0
[INFO] iPhone simulated device: iphone
[INFO] Minimum iOS version: 4.3 Linked iOS Version 6.0
[INFO] Launching application in Simulator
[INFO] Launched application in Simulator (4.10 seconds)
[INFO] Application has exited from Simulator
対策の留意事項
・単純にiPhoneシミュレータで動作確認できるようになっただけで根本的な解決にはなっていない
(デバッグできないので)
・Androidエミュレータでデバッグした後、OSによる挙動変更などを見たりUIのデザインを確認するくらいの目的でしか使えない方法
対策手順
1.自作アプリをビルド・iPhoneシミュレータで実行
-> シミュレータが勝手に終了しても気にしない
<TitaniumStudio内のみで対応する方法>
2-1.プロジェクトを公式サンプル(Kitchen Sinkなど)に切り替えてiPhoneシミュレータで実行
-> シミュレータが勝手に終了しないことを確認
<Xcodeを併用する方法>
2-1.TitaniumStudioを起動したままXcode起動
2-2.適当なプロジェクトをビルドしてシミュレータで実行
<直接iPhoneシミュレータを起動する方法>
2-1.
/Applications/Xcode.app/Contents/Developer/Platforms/iPhoneSimulator.platform/Developer/Applications
にあるiOSシミュレータを実行
※FinderでCommand + shift + Gで直接パス入力してGO
3.シミュレータのホームボタンを押下してホーム画面を表示
4.1でインストールしたアプリがホーム画面2ページ目に入っているのでそれをえらぶ
5.1でインストールした自作アプリが実行される
調査メモ
調査1
http://ti.masuidrive.jp/topic.php?id=532
によると、去年Xcode4.4.1にアップデートされた際も同様の現象が発生していた。
上記によれば、IOS Dev Center -> Developer Toolsから前のバージョンのXcodeを再インストールするのがよさそうと考えた。
しかし、Xcodeを前のものに戻しても根本的な解決にはならず、むしろ新しいSDKに慣れなければいけないという考えから却下。
(とりあえず前バージョンのダウンロードはしておいた)
調査2
公式ドキュメントの互換性のページを見る。
やはり先日アップデートされたばかりのものには対応してない様子。
というか、確実に互換性が保証されているのがXcode4.3までだったことに驚き。
Xcode4.4.1で動いていたのはたまたまか。
調査3
次に、公式サイトの9月の記事をみてみると、
つい先日(2012/9/28)に、最新iOS6とiPhone5に対応したSDKのRC版が配布されていた。
しかし記事内の手順どおりに入れてみたが改善せず。
調査4
リリース済みの最新版をディスクイメージ.dmgファイルで上書きして入れなおした。
改善せず。
調査5
Kitchen Sinkはシミュレータで動くことを確認。
ふとシミュレータのホームボタンを押すと、先ほど起動しなかったはずのアプリも入っており、起動にも成功した。