emo frameworkがすごい〜スクリプト言語+ネイティブ開発環境でスマホアプリ開発
久しぶりに開発ツールネタ。
emo frameworkって何?
Android, iOSアプリが簡単なスクリプト言語Squirrel(スクィレル)で作れるようになるフレームワーク。
プラグインを組み込めばネイティブ開発環境(AndroidならEclipse、iOSならXcode)で開発ができるスグレモノ。
もちろん無料。
入門書も無料という太っ腹仕様。
どんなアプリが作れるの?
ごりごり動くようなゲーム。
有名ドコロだと「LEFT 4 DEAD 2」や「ファイナルファンタジークリスタルクロニクルシリーズ」はこのフレームワークを使って作られた。
TitaniumStudioとどこが違うの?
TitaniumStudioはJavaScriptでの開発だから、ネイティブアプリに変換するにあたってどうしても限界がある。そのためごりごり動くアクションゲームとかには向いていない。
emo frameworkは特別な言語+ネイティブ環境での開発を行えるのでその欠点をカバーできている。そのため、ごりごり動くようなクロスプラットフォームのゲーム開発が可能。
詳しく知りたいんだけど
公式サイト:http://www.emo-framework.com/
入門書(無料):http://p.booklog.jp/book/36302
作者のブログ:http://d.hatena.ne.jp/infosia/
公式サイトのドキュメントは古いらしいのでwikiを見るのが手っ取り早い。
wiki:http://code.google.com/p/emo-framework/wiki/APIReference
入門書ってどんなかんじ?
一言で言えば「とっかかり」を作ることができるようになるレベル/内容の本。全63ページ。
開発環境のインストールから始まり、キャラクターの動かし方の基本から各種センサーを利用したインタラクティブなゲーム開発まで解説されている。
ひと通り読んだけど、Android, iOSそれぞれ向けに環境構築が丁寧に解説されている。
画像もたくさんあって、市販の本と遜色ないレベル。
チュートリアルの役割は必要十分に果たしている。
63ページしかないからサッと読めるし。
あえて欠点をあげるなら、本当に基礎的な部分しか解説されていないというところ。
応用的な使い方とか、サンプルアプリを作ってどうこう、というようなものはないに等しい。
「他にもAPIたくさんあるけど詳しくは公式ドキュメントを見てね」っていうのがかなり多い。
サンプルアプリのコードがたくさん書いてないとイヤ!という人には物足りなく感じるかもしれない。
Titaniumとかenchant.jsと比べてどう?
かなり似ている。ほぼそのまんま。
TitaniumStudioとかenchant.jsでJavaScript的なスクリプト言語によるアプリ開発経験がある人はすんなり入っていける。
そうでない人にとっても、最初からJavaとかObjective-Cで開発するよりかはとっつきやすい。
実際に使ってみてどう?
別の記事に書く予定。