新しいものをつくるときに大事なこと

アプリとかサービスづくりについて「何を」「どう」作るかという意味において大事だと思った考え方のメモ。

まずは作って、動向を見ながら改良

何がヒットするかは最初からわかるものではない。

作る前から考えすぎたり、マーケティングと称して深読みしすぎてしまったりするのはよくない。
とくに個人でやるぶんには。

どんどん作って、あとはリリース後の動向に合わせて調整していけばいい。

参考

※文中強調はid:yamekodevによるもの

コミュニティサービスの本質ってどこにある?――はてな・元CTO伊藤直也氏がゲストの「ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!」第8回 - 4Gamer.net

伊藤氏:
 あの,これは確認なんですけど,ニコニコ動画の設計当初では,「歌ってみた」とか「踊ってみた」みたいなコンテンツが生まれてくるなんてのは当然分かってなくて,その辺は,要するにサービスしながら動向を見て伸ばしていったってことなんですよね。初音ミクとか。

川上氏:
 そうですそうです。

伊藤氏:
 ですよね……。うん,ネットサービスってやっぱりそういうもんなんですよね。

川上氏:
 そういうもんっていうのは?

伊藤氏:
 いや,さっきの話とかぶりますけど,やっぱりWebサービスの作り方っていうのは,最初は,(多少の打算はあるにせよ)何の意味があるのかも分からずに作るのがいいのかなって。で,居ついたユーザーの動向を見ながら,どう伸ばしていくのかっていうのを考える。ただ,そこまではいいんですけど,問題は最初の火種というか,盛り上がりをどうやって作るのかがみんな分からないってところで。

http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/114/114521/

清水
 初音ミクにしても、クリプトンフューチャーという会社は昔から知っていますが、元々はサンプラーで使う音源を売っていました。そういう、ごく一部の人が買うものを作っている会社だったのに、初音ミクでビジネスモデルががらっと変わった。初音ミク自体の売上げもすごいけれども、いまはボーカロイドを売るというよりもキャラクタービジネスになっています。でも、それを考えて初音ミクを作ったわけではないでしょう。うっすら思っていたかもしれないけれども。そういうふうに、マネタイズは流行ってから考えるべきです。

遠藤
 フリーミアムというより“流行りミアム”ですね。フリーであることが重要なのではなくて、流行ることが重要だと。

所感とか

当たり前のことだけれど、すごいものを作った人たちでさえ何がヒットするかすべて見通せていたわけではないという実感を改めて。

考え過ぎないというのも、考えこみがちな自分には耳の痛い言葉。。。

「マネタイズは流行ってから考える」というのも、企業としてやるぶんにはいろいろと難しい場合があるかもしれないけど、個人ならダメージはそこまででかくならない。
個人だからこそできることは必ずあるはず。

あと、ヒントとして下記は心に留めておきたい。

川上氏:
 あとは,誰もやってないことをやるっていうのが,やっぱり大事ですよね。ニコニコ超会議にしたって,あれがなんで成功だと思われているかといったら,誰もやったことがないから,比較の対象がないんですよ。

最初は模倣でもいいけれど、誰もやっていないことをやってやろうという気概を忘れないようにしたい。