なぜ画像表示クラスをenchant.jsでは「Sprite」というのか

なぜ画像表示のための概念をenchant.jsでSpriteというのか、という点について、思わぬところでつながりを見つけたので驚いたことについて。

『「ゲームの本質はリスクを冒してリターンを得ること」、星のカービィなどを制作した桜井政博の講演「あなたはなぜゲームを作るのか」』
http://gigazine.net/news/20120821-sakurai-cedec/

桜井さんがゲームの歴史を振り返っているのだけれど、その中で下記のようなお話があったらしい。

84年はファミリーベーシックファミコンとプログラムの概念を学びました。これがよかったんですね。スプライトというものがあって、16×16ピクセルでキャラクターを動かし、ファミコンのコントローラーを使って滑らかに操作することができました。スプライトを扱うことによって、例えばパラメータをどう設定すれば、どういうふうに動きに感情が出るのか、ということを数字で表す鍛錬になりました。この鍛錬がなければ今の私はなかったと思います。

もともとゲームプログラミングにおいて画像表示の概念にSpriteという言葉を使っていたんだね、という発見。

enchant.jsの勉強してる中で、Spriteという概念はenchant.jsと特有のものなのか、それともJavaScriptの概念なのか恥ずかしながら認識していなかった。

改めてGitHubのenchant.js内のドキュメントを見ると、ライブラリの中に下記のような記述があった。

enchant.Sprite(width, height)
画像表示機能を持ったクラス.

ゲームプログラミングにおける画像表示のための概念をひきついでenchant.jsは作られているんだなあと思った。

あとドキュメントはやっぱり目を通す必要がある、とも。